清酒の歴史

清酒がいつの時代から造られはじめたかははっきりしません。
水稲が渡来した弥生時代には、米こうじを使用した米の酒が造られたと推定されています。
律令時代には稲作も安定し、国家の組織に造酒司(さけのつかさ)が設けられて米の酒が造られるようになりました。
室町時代になると民間でも酒造りが盛んになってきました。
16世紀後半になると精米した米をしようする諸白造り(もろはくつくり)が始まり、もろみをこして清酒が透明となり、 火入(ひい)れと呼ばれる熱殺菌が行われたとする記録があり、現在の清酒造りの原型が出来上がったと考えれます。